サイドカー
SidecarIBA公式
ホワイトレディ・XYZ と同じ 2:1:1 の型を、ブランデーで組んだもの。第一次大戦期のパリで、サイドカー付きバイクで通う客のために作られたと伝わる。三者の中では最も重心が低い。
材料
| ブランデー | 30ml |
|---|---|
| ホワイトキュラソー | 15ml |
| レモンジュース | 15ml |
作り方
| 技法 | シェイク |
|---|---|
| グラス | カクテルグラス |
手順
- カクテルグラスを冷やしておく。
- シェーカーにブランデー 30ml、ホワイトキュラソー 15ml、レモンジュース 15mlを入れる。
- 氷を加え、シェーカーの表面が白く曇るまでシェイクする。
- 冷やしておいたカクテルグラスに濾しながら注ぐ。
手順は技法・グラス・材料から機械的に組み立てた標準的な作り方です。分量や仕上げは好みで調整してください。
度数の目安
約24%強め
| 純アルコール量 | 約 14.4 g(18 ml) |
|---|---|
| 加水後の想定容量 | 約 75 ml |
シェイクによる氷の加水を見込んだ概算値です。
この一杯が出てくる漫画
- 『バーテンダー』Glass 1「優しい止まり木」受験者3人目の得意カクテル。神嶋の評は「まあこんなところか」。3人とも技術で落とされたわけではない、という並びになっている。
- 『バーテンダー』Glass 12「裏切りのグラス 前編」この回で作られる唯一の酒で、同じ材料から2杯が出る。内田が選ぶのはブランデーにクルボアジェ VSOP、オレンジリキュールにコアントロー。作中に書かれている分量はブランデー30ml・コアントロー15mlで、そのあとは「…そして最後に」レモンを絞る、という言い方になっていて、レモンの量だけ最後まで数字が出てこない。腕試しに応じる佐々倉も「ボクも同じ物で」と言って同じ2本を取るので、2杯の差は材料ではなく扱いのほうにある。作中のシェイキング解説は3つに分かれていて、まず氷——「基本は氷の大きさと固さの選択、そして詰め方」で、表面にきれいなフレーク(氷片)を浮かせたいなら柔らかく小さめの氷で強く振り、逆に大きな氷を使ってブランデーの風味を生かす仕上げ方もある。次に空気——「混ぜる・冷やすは誰でも分かる。もっと大切なのは空気」で、シェイカーのキャップ部分のわずかな空間が空気を含んだ細かな気泡を生み、口当たりを柔らかくする。最後に加水——氷から溶け出す水分が加わることで味全体が丸くなるが、多すぎれば水っぽくなる。「このすべてのバランスを、リズムとシェイカーに触れた指先で感じ取る。それが…シェイキングです」。そして実際の分かれ目はレモンで、佐々倉は表面が少し傷んだレモンをそのまま絞れば苦味が出ると見て、傷んだ部分の果肉を潰さないようにゆっくりと内側だけを絞っている。シェイクに長い時間がかかったのはそのためで、味の差は振り方ではなく絞り方から来ていた、という決着になる。
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